パチスロ やめた後 生活 実例で悩んでいませんか?自分も同じだった。10年間、開店から閉店までスロット専業で過ごし、気づけば借金は900万円まで膨らんでいた。この記事では、やめてから1年間の家計簿と時間の使い方を、実際の数字ベースでまとめた。
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パチスロをやめた後の生活、みんな気になるけど誰も本当のことを言わない
「パチスロ やめた後 生活 実例」で検索すると、貯金が増えたという報告はたくさん出てくる。半年で数十万円貯まった、1年で貯金が数百万円になった、そんな成功談が並ぶ。
でも、借金を抱えたまま離脱した人の記録はほとんど見つからない。貯金の増加だけを見せる記事は、そもそも借金がない前提で書かれていることが多いからだ。
自分は違った。3年間の会社員生活を経て、その後10年間パチスロ専業で過ごし、35歳の時点で借金は最大約900万円まで膨らんでいた。内訳は奨学金約700万円、消費者金融約100万円、クレジットカード約100万円だ。詳しい経緯は≫900万円の借金の内訳を詳しく見るにまとめてある。
この記事は、そんな状態からパチスロをやめて1年間、実際にどんな生活を送ったかの記録だ。貯金が増えた美談ではなく、借金を返しながらの1年間をそのまま見せる。
検索結果に並ぶ体験談の多くは、やめた直後の高揚感を語る内容や、数ヶ月分だけの短期間の記録が中心だ。1年という区切りで、しかも借金の内訳や返済ペースまで具体的に出している記事はほとんど見当たらなかった。だからこそ、自分の家計簿と時間の使い方をそのまま公開することに意味があると考えた。
やめる前の僕|週70時間パチスロに費やしていた10年間
まずは、やめる前の生活を数字で振り返っておく。自分は会社員を3年間経験したあと、パチスロ専業の道に入り、そこから約10年間、開店から閉店までホールに通う生活を続けた。
稼働頻度は週6日、月にすると約25日。1日の投資額は2万円から3万円で、勝てた日の回収額は目安で約5万円だった。1日11時間×週6日で計算すると、稼働時間は週約70時間になる。会社員のフルタイム労働の倍近い時間を、パチスロだけに使っていた計算だ。
好調な時期ばかりではなかった。低迷期には5円スロットに移行し、月収が3万円台まで落ち込んだ時期もある。それでも「次で取り返せる」という感覚が抜けず、10年間ホールに通い続けた。専業時代の浪費は、全国平均ベースで推測すると月9万円程度あったとみられる。
会社員として働いていた3年間から専業に踏み出したときは、自由な時間が増えることへの期待の方が大きかった。ところが実際は、開店に合わせて動く生活は会社員時代よりも時間の自由度が低かったと、今振り返ると分かる。1日11時間、週6日という稼働ペースは、休みの感覚をほとんど失わせるものだった。
クズ管理人今思えば、開店から閉店までいる生活のどこにも「やめよう」なんて選択肢は見えていなかった。毎日同じ時間に並んで、毎日同じように一喜一憂する。それが普通だと思い込んでいた。
この10年間でどれだけの負け額になっていたかは、≫専業10年の生涯負け額を計算してみた記事で別途計算している。数字を出してみると、自分でも目を背けたくなる規模だった。
やめてから1年間の「お金の家計簿」全公開
ここからが本題だ。パチスロをやめた時点で、900万円のうち消費者金融・クレジットカード分の合計約200万円は任意整理の対象にし、奨学金約700万円は通常の返済ルートで継続している。やめた時点での返済進捗は、これまでに約300万円を返済し、残高は600万円台という状態だった。
この1年間、返済は月5万円を基本ペースにした。ボーナスが出た月は上乗せして返済に回し、1年を通じての返済額は合計で約70万円になった。結果として、返済済み額は約300万円から約370万円まで進み、残高はおよそ530万円台まで圧縮できた。
この返済ペースを支えたのが、パチスロ専業時代に消えていた月9万円程度の浪費がなくなったことだ。浪費が消えた分をそのまま貯金に回すのではなく、まず返済に優先して充てる。それがこの1年間の家計簿の基本方針だった。
| 項目 | やめる前(専業時代) | やめて1年後 |
|---|---|---|
| 借金残高 | 最大約900万円 | 約530万円台 |
| 返済済み累計 | 約300万円 | 約370万円 |
| 月の返済額 | ほぼなし(浪費優先) | 月5万円前後(基本) |
| スロット関連の月間浪費 | 月9万円程度(推測) | 0円 |
家計簿の見方|なぜ「貯金増加額」だけを見せないのか
借金がある状態で「貯金〇〇万円達成しました」とだけ報告すると、実態が伝わりにくい。返済に回さず貯金だけを優先すれば、見た目の数字は伸びやすいが、借金の利息や督促のプレッシャーはそのまま残ってしまう。
自分の場合は、まず返済ペースを崩さないことを優先し、余裕ができた月だけ少額を貯金に回すという順番にした。派手な貯金額を見せるより、返済と生活のバランスをどう取ったかの意思決定の方が、同じ状況の人には役に立つと考えている。
返済と貯金の優先順位で迷ったときは、任意整理が済んだ200万円分と、通常返済が続く奨学金700万円分を分けて考えるようにした。任意整理側は完済の見通しが立てやすい一方、奨学金側は長期戦になる。だからこそ、月5万円という基本ペースを崩さないことの方が、貯金額を一時的に増やすことより優先順位が高いと判断した。
やめてから1年間の「時間の家計簿」|週70時間がどこへ消えたか
お金の変化と同じくらい大きかったのが、時間の変化だ。専業時代は週約70時間をパチスロに使っていた。この時間がまるごと空いたとき、最初に感じたのは達成感より不安だった。
空いた時間は、大きく副業と家族との時間に再配分した。開店前の朝の時間は副業の作業に充て、閉店後の夜の時間は家族と過ごす時間に切り替えた。生活リズムそのものを、ホールの営業時間に合わせる生活から、家族の生活リズムに合わせる生活へと組み替えた形だ。
- 朝の時間帯:ホールへの移動時間がまるごと副業の作業時間に変わった
- 日中の時間帯:稼働していた時間の一部を副業、一部を家事や用事に振り分けた
- 夜の時間帯:閉店後の時間が、そのまま家族と過ごす時間に置き換わった



暇になったらまた打っちゃうんじゃないかって正直怖かった。でも空いた時間に別の予定を先に入れるようにしたら、意外と大丈夫だった。
時間の使い方を変えることは、お金の使い方を変えることと同じくらい、この1年間の生活を支えた要素だった。
具体的には、平日は朝の1時間を副業のパソコン作業に固定し、夜21時以降を家族との時間にあてるようにした。土日は稼働していた曜日でもあったので、最初の数ヶ月は特に手持ち無沙汰になりやすく、意識して外出の予定を先に入れるようにしていた。今では平日も休日も、専業時代より生活のリズムが整った感覚がある。
専業時代は、稼働がない日でも次の日の遠征先や台の下調べに時間を使っていたので、実質的な拘束時間は週70時間よりさらに長かったと思う。その時間が一気になくなったとき、最初の数週間はスケジュールに大きな空白ができて落ち着かなかった。今は副業と家族の予定を先に手帳に書き込むことで、その空白を作らないようにしている。
心理面の変化|「またやってしまうかも」との向き合い方
35歳でどん底に到達したとき、900万円という借金の全体像がようやく出揃った。その時点では、正直なところ何をどう立て直せばいいのか見当もつかなかった。
やめてからの1年間も、渇望感が完全に消えたわけではない。給料日やボーナス月など、まとまったお金が入るタイミングでは、ふと「打ちに行きたい」という感覚がよぎることがあった。そのたびに、家族の顔と、これまでの返済の記録を思い出すようにしている。
既婚で子どももいるので、家族との関係修復も大きなテーマだった。専業時代は生活リズムがバラバラで、一緒に過ごす時間自体が少なかった。それが夜の時間を共有できるようになったことで、少しずつ関係が変わっていった実感がある。



やめて偉いね、じゃなくて、10年かけて壊したものを1年やそこらで元に戻せるわけがない。今もまだ途中だと思っている。
自己肯定感が上がったとか、メンタルが安定したとか、数字にしにくい変化もあった。ただ、これは推測ではなく実感として書いておく。「やめたら人生が一気に変わる」わけではなく、少しずつ積み重なっていく感覚に近い。この変化についてはやめた直後の心境も含めて≫人生が変わった7つのポイントで詳しく書いている。
渇望感との付き合い方で意識しているのは、感情を我慢で抑え込まないことだ。打ちたいと思った日は、その気持ちを否定せずに、代わりに家族との予定や副業の作業を差し込む。無理に感情を消そうとするより、行動の選択肢を先に用意しておく方が、自分には合っていた。
こうした波は自分だけの特殊なものではないらしい。久里浜医療センターによるギャンブル依存に関する実態調査でも、回復の過程で同じような揺り戻しが起こりうることが指摘されている。一人で抱え込みそうなときは、消費者庁のギャンブル等依存症に関する相談窓口のような公的な窓口も選択肢としてあることは、ここで触れておきたい。
1年間やってみて分かった「継続できる仕組み」
1年間続けてみて、意志の強さだけに頼らない仕組み作りが大事だと分かった。実際に自分が続けているルールを挙げておく。
- 月5万円の返済を、給料日の翌日に機械的に振り込む(考える前に処理する)
- 空いた週70時間分の枠を埋めるように、副業や家族の予定を先に手帳へ入れる
- 家族に返済状況と生活の変化を共有し、一人で抱え込まないようにする
- ボーナスや臨時収入が入ったら、使い道を決める前にまず返済へ回す分を確保する
特別なテクニックというより、判断する場面を減らして自動化することが、続けやすさにつながったと感じている。専業時代は毎日「今日は行くか、行かないか」を判断していたが、その判断自体をなくすことが、結果的に一番の再発防止になった。
特にボーナス月の使い道を先に決めておくルールは効果が大きかった。まとまったお金が入るタイミングは、専業時代なら大きく張るきっかけになっていた月でもある。その月の使い道を事前に「返済へ上乗せ」と決めておくことで、判断に迷う余地をなくしている。
口座も生活費用と返済用を分け、給料が入ったら自動振替でまず月5万円が返済用口座へ移動する設定にした。手元に残った分だけで生活を組み立てるようにしたことで、使いすぎる余地自体をなくしている。
それでも借金は残っている|完済までのリアルな距離感
ここまで見てきた通り、1年間で状況は確かに変わった。ただ、正直に書いておくと、900万円のうち任意整理対象の約200万円は整理が済んだものの、奨学金約700万円は通常返済のままで、まだ完済には遠い距離感だ。
月5万円のペースをベースに考えると、残高530万円台をゼロにするまでには、まだ数年単位の時間がかかる計算になる。ボーナス月の上乗せをどこまで続けられるかで、この年数は前後する見込みだ。



ここから先の毎月の数字を全部見せると長くなりすぎるから、続きはnoteにまとめてる。
「パチスロをやめたら貯まる」という言葉だけを鵜呑みにすると、完済までの実際の距離感を見誤ってしまう。美談で終わらせず、この記事では概算までにとどめておく。
奨学金700万円は長期の分割返済が前提の性質上、無理に繰り上げを急ぐより月5万円のペースを崩さないことを優先し、任意整理が済んだ200万円分の完済スピード感とは分けて考えるようにしている。性質の違う借金を同じ物差しで急がないことも、この1年で身についた判断基準のひとつだ。
それでも、900万円という数字が動かない置物ではなく、月ごとに確実に減っていく数字だと実感できたことは大きい。やめる前は借金の総額を正確に把握することすら避けていたが、今は毎月の残高を見ることが怖くなくなった。この変化だけでも、1年間続けてきた意味はあったと思っている。
まとめ|パチスロをやめた後の生活は、劇的じゃなくて「積み重ね」だった
パチスロ やめた後 生活 実例として、この1年間を振り返ると、ポイントは3つに整理できる。
- 貯金額を伸ばすことより、900万円の借金返済を優先した1年だった
- 週70時間の空白を副業と家族の時間で埋めたことが、再発を防ぐ仕組みになった
- 900万円の完済はまだ途中で、劇的な変化というより日々の積み重ねだった
この1年の月次データをもっと細かく見たい人向けに、借金900万円の全記録をnoteでまとめている。本記事はそのダイジェスト版という位置づけで、月ごとの詳細な数字や、返済とメンタルの波を全部記録した内容はnote側に置いている。
一人で家計簿をつけ続ける自信がない人は、養分卒業サロンで一緒に振り返る場も用意している。同じように借金を抱えながらパチスロをやめた人たちと、月ごとの進捗を共有できるコミュニティだ。
まだパチスロをやめられずにいる人は、≫パチスロのやめ方7つのステップから具体的な行動に落とし込んでほしい。借金の立て直し方をまとめて知りたい人は、≫止血から再建までのロードマップも参考にしてもらえたらと思う。
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「ギャンブル理由でも任意整理なら理由を問われない」と知り、久しぶりに夜、眠れた気がしました。
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