2026年8月3日、スマスロ「邪神ちゃんドロップキック」が導入された。人気アニメ原作に加えて業界初のシステムを搭載するとあって、気になっている人も多いはずだ。自分も新台の噂を聞くたびに「これは勝てるかも」と財布のヒモが緩んでいた口だ。
この記事では、導入前(2026年7月17日時点)に公表されていた情報をもとに、設定1のAT確率1/758.2が実戦でどれくらいの重さになるのかを計算上の金額に換算し、前作パチスロが存在しない新規機種ならではのリスクまで先回りでまとめたものだ。導入後に判明した内容は記事末に追記している。
このページは、元専業(借金最大900万円を経験)が「打っていい条件」と「打ってはいけない条件」を数字で判定しています。すぐ下の「先に結論」で判定を、その下の天井・やめどきの表で「今この台に座っていいか」を確かめてください。
打つ日は、その日に使っていい上限額だけを先に財布に分けておくと、天井まで追いかけてしまう事故が減ります。カード数枚と紙幣だけが入る薄い二つ折りなら、上限を超えた分は物理的に持ち歩かずに済みます。
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- 打っていい:通常時(天井799G+α)は等価300G〜でプラス、1回1,000円超は450G〜
- 打っていい:設定変更後(天井599G)は200G〜、1回1,000円超は300G〜
- 打っていい:ボーナス終了画面のPUSH示唆で天国モードが示されたら99Gまで
- 打つな:ATに入らずボーナスだけ続くのを理由に粘る。設定1はAT1/758.2で、入らないのが普通
- 打つな:スルー天井(10回)を目当てに、浅いスルー回数から追う
- 打つな:ボーナス終了後、示唆が無いのに続ける(即ヤメ)
- 負け額:設定1(機械割97.8%)で終日8,000回転なら約1.1万円の負け
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邪神ちゃんの設定判別・天井期待値・やめどき|導入後に判明した基準|設定1と設定4の差はこれだけ
「邪神ちゃんドロップキック スロット クソ台」で調べている人もいます。AT確率が設定1で1/758.2と重いので、当たるまでの時間が長く、当たっても短く終わった回にこの言葉が出やすくなります。出玉が操作されているという記載は公表仕様にはありません。
導入日を迎えたので追記します。この追記を書いた導入初日の時点では、一般ユーザーの実戦報告はまだほとんど出ていませんでした。ここで書けるのは、解析サイトが公開した確定情報までです。
設定判別の主軸はAT初当たり確率|目安は「1/700を切るか」
設定判別の基準が出ました。AT初当たり確率が概ね1/700を切っていれば設定4以上が期待できる、というのが目安とされています(出典:一撃)。ボーナス初当たり確率にも設定差があり、こちらも推測ポイントになります(出典:DMMぱちタウン)。
ここで、この記事の後半(スペック早見表)に書いた数字と並べてみてください。
| 区分 | AT初当たり確率 | 意味 |
|---|---|---|
| 設定1 | 1/758.2 | 出玉率97.8%。回すほど減る |
| 設定4以上の目安 | 1/700を切る | ここを超えて初めて期待が持てる |
| 差 | 分母で約58 | — |
設定1と設定4以上の境目は、分母にして約58しかありません。1/758と1/700の違いを実戦で見分けるには、初当たりを何十回も引く必要があります。数千ゲーム回した程度では、確率のブレのほうが大きくて判断できません。
これが実戦で何を意味するかは単純です。
- 低設定を掴んでも「まだ分からない」と思って続けてしまう
- 判別できるだけの試行回数を積む頃には、投資が膨らんでいる
- 結果として設定1に長く座る時間のほうが長くなる
クズ管理人「判別要素が豊富」って書かれてる台ほど、実際は判別し終わる前に金が尽きるんですよね。
邪神ちゃんの設定示唆|AT終了画面とクジラッキー
(2026年9月22日 追記)導入初日にはAT初当たり確率の目安しか書けませんでしたが、その後、設定示唆の中身が公開されました。いちばん分かりやすいのはAT終了画面です。
| AT終了画面 | 示唆 |
|---|---|
| 邪神ちゃん | 基本パターン |
| ミノス/メデューサ | 奇数設定の期待度アップ(弱/強) |
| ぺこら/ぽぽろん | 偶数設定の期待度アップ(弱/強) |
| ゆりねA/ゆりねB | 高設定の期待度アップ(弱/強) |
| 悪だくみ | 設定2以上濃厚 |
| 水着 | 設定4以上濃厚 |
| パジャマ | 設定5以上濃厚 |
| 全員集合 | 設定6濃厚 |
| 出典: ちょんぼりすた(2026年9月22日確認) | |
初当りの小悪魔ボーナスを除くボーナスの終了画面には、三洋機のクジラッキーが出ることもあります。
| クジラッキー | 示唆 |
|---|---|
| 銅 | 設定2以上濃厚 |
| 銀 | 設定3以上濃厚 |
| 金 | 設定4以上濃厚 |
| クマノミ柄 | 設定5以上濃厚 |
| 虹 | 設定6濃厚 |
| 出典: ちょんぼりすた(2026年9月22日確認) | |
ほかにも、小悪魔ボーナス中のキャラ紹介(邪神ちゃん パーフェクト=設定4以上濃厚・悪魔コス ゆりね=設定6濃厚など)と、とつぜんうれしいちゃんす中のシール(リエール&ペルセポネ1世=設定4以上濃厚・エキュート&アトレ=設定6濃厚など)にも示唆があります。
ただし、どれもボーナスかATを引いたあとにしか見えません。設定1のAT初当たりは1/758.2なので、確定系の画面を見る前に投資が膨らむことのほうが多い台です。
邪神ちゃんの高設定挙動|ボーナスとATの設定差
| 設定 | ボーナス | AT | 機械割 |
|---|---|---|---|
| 設定1 | 1/253.1 | 1/758.2 | 97.8% |
| 設定2 | 1/248.1 | 1/746.3 | 98.6% |
| 設定3 | 1/241.6 | 1/722.8 | 100.4% |
| 設定4 | 1/222.5 | 1/655.9 | 106.1% |
| 設定5 | 1/211.8 | 1/615.9 | 110.4% |
| 設定6 | 1/210.0 | 1/606.2 | 114.1% |
| 出典: ちょんぼりすた・スロベース | |||
段差があるのは設定3と設定4のあいだです(ボーナス1/241.6→1/222.5、AT1/722.8→1/655.9)。設定1と設定6の差は、ボーナスで約1.21倍、ATで約1.25倍。高設定挙動といっても、1日で見分けられる差ではありません。設定5と設定6はボーナス確率がほぼ同じなので、その2つを分けるのはさらに難しくなります。
導入から2か月(10月9日時点)でも分かっていないこと
- エピソードの種類や上位ATの突入率に設定差があるか(2026年10月9日時点でも未公開)
- 実際の設定配分。ホールごとの差が大きく、まとまった一次データは当サイトでは確認できていません
- 一般ユーザーの実負け額をまとめた一次データ。10月9日時点でも、当サイトでは確認できていません
- 2週目以降の設定状況。新台の設定が入るのは最初だけで、ここからが本番です
導入初日の「甘い」という声だけで判断しないでください。
邪神ちゃんドロップキックとは?スペック早見表
「邪神ちゃんドロップキック」は、Webコミック原作の人気アニメを題材にしたスマスロ新台だ。型式は「L邪神ちゃんドロップキックTX」、仕様は「AT_スマスロ【L機】」で、三洋物産・サンスリーが2026年5月22日に発売を発表した。販売台数の見込みは約5,000台とされている。
導入日は2026年8月3日。この記事は導入まで約2週間あった2026年7月17日時点に書いたもので、当時は実戦データが一切存在しなかった。ここから紹介する数値はすべて型式試験・メーカー発表・解析サイトの事前情報であり、実際に打った結果ではない点を先に断っておく(導入後に判明した内容は下部の追記セクションにまとめる)。
業界初とされる新システム「ちゃんすラインシステム」を搭載しているのも特徴のひとつだ。詳しい仕組みは次の章で触れるとして、まずは基本スペックを表で確認しておきたい。
「業界初」という肩書きは新台情報としては強い訴求力を持つが、遊技者側から見れば「過去に検証された実績が一つもないシステム」という意味でもある。真新しさに気を取られる前に、まずは数字で全体像をつかんでおきたい。
| 設定 | 機械割 | ボーナス確率 | AT確率 |
|---|---|---|---|
| 設定1 | 97.8% | 1/253.1 | 1/758.2 |
| 設定2 | 98.6% | 1/248.1 | 1/746.3 |
| 設定3 | 100.4% | 1/241.6 | 1/722.8 |
| 設定4 | 106.1% | 1/222.5 | 1/655.9 |
| 設定5 | 110.4% | 1/211.8 | 1/615.9 |
| 設定6 | 114.1% | 1/210.0 | 1/606.2 |
回転数の目安は50枚(1,000円)で約31回転、コイン単価は約3.4円。この「1,000円で約31回転」という数値は、後述の実戦換算で使う基準になる。
ここで挙げた数値は、あくまで型式試験時点のスペック表に基づくものだ。実際の遊技ホールでどの設定が使われるかは店舗ごとに異なり、事前にそれを知る手段はない。だからこそ、ここから先は「一番厳しい設定1で打った場合にどうなるか」を軸に話を進めていく。



新台の噂が出るたびに「これは勝てるかも」って財布のヒモが緩んでたのが自分。今は導入前の数字だけ見ても、大体「重い」って分かるようになった。
ちゃんすラインシステムとボーナス・AT概要
「ちゃんすラインシステム」は、通常時に規定ゲーム数の消化とライン上のポイント貯めを並行して進め、CZ「ちゃんすだヨ!全員集合」からボーナス当選を目指す、本機の軸になるゲーム性だ。
ボーナスは3種類ある。AT濃厚の「EPISODE BONUS」、AT抽選の「BIG BONUS」、そしてCZ「3戦突破ゆりねバトル」へ移行する「小悪魔BONUS」だ。どのボーナスを引くかによって、その後のAT当選期待度が変わる設計になっている。
天井は通常時799G+αで、規定ゲーム数を消化すればボーナスに当選する。加えてスルー天井もあり、ボーナスからAT非当選が10回連続すると、次回ボーナスでAT当選が濃厚になる仕組みだ。
AT中の特化ゾーンは2種類。「邪神ちゃんす」はST型で1セット6G、継続率は約37〜91%とされる。もう一つの「ゆりねバトル」は最強クラスの特化ゾーンで、継続率は最大約90%、上乗せは10〜300G。邪神ちゃんが倒れない限り継続する仕組みだ。
AT純増はメインAT「人生シアター」が約2.5枚/G、上位AT「極上人生シアター」が約5.0枚/G。打ち方は順押しで邪神ちゃん(12番)を狙う。基本構造はここまでで、次の章からは「この数字が実戦でどれだけ重いか」を掘り下げていく。
三種類あるボーナスのうち、狙って選べるものは一つもない。EPISODE BONUSを引ければAT濃厚だが、BIG BONUSはAT抽選止まりで外れることもあり、小悪魔BONUSに至ってはCZ「ゆりねバトル」行きのワンクッションを挟む。つまりボーナスに当選した瞬間の高揚感が、そのままAT確定を意味しない設計になっている。派手な演出でボーナスが光っても、財布の中身はまだ何も動いていない時間帯が挟まることは覚えておいた方がいい。
ここまで読むと「ボーナス3種・特化ゾーン2種」というだけで、システムとしては目新しさがあるように見える。ただしゲーム性が複雑になるほど、導入直後は「何を目安にヤメればいいか」が体感でつかみにくくなるのも事実だ。この点は前作が存在しない機種特有の話として、後の章で改めて触れる。
設定1のAT確率1/758.2は何円分?実戦換算で見る「勝てない」重さ
ここからが本題だ。「AT確率1/758.2」と言われても、パチスロをあまり打たない人にはピンとこないはずだ。だから金額に翻訳してみる。
回転数の目安は50枚(1,000円)で約31回転。つまり1,000円で約31G回せる計算になる。これを基準に、設定1のAT確率1/758.2を円に換算すると、758.2G÷31G×1,000円で、計算上は約24,500円になる。あくまで平均値だが、「1回ATに当たるまでに約24,500円が動く」というのがひとつの目安だ。



1/758.2なんて数字だけ見ても「そんなもんか」としか思わなかった時期が自分にもあった。でも「2万5000円で1回」って言い換えられたら、給料日前にやる勇気ある?って自分に聞き直した。
ただしこれは平均であって、確定した数字ではない。確率には当然ばらつきがあり、平均の1.5〜2倍ハズレることも珍しくない。単純計算すると、約37,000〜49,000円分回してもATに一度も届かない可能性があるということだ。給料日前の財布で、この金額を「まだ届かないかもしれない」と割り切れるかどうかは、正直きついと思う。
さらに機械割にも触れておきたい。設定1の機械割は97.8%。これは「1万円投資すると、期待値としては9,780円しか戻ってこない」という意味だ。AT中の「人生シアター」「極上人生シアター」は演出が派手なので、当たっている間は「勝てそう」に見えやすい。しかし機械割97.8%という数字が示す長期的な収支は、設定1である限り必ずマイナス方向に傾く。新台の時期を過ぎると据え置き(設定を変えない運用)が増えやすいという業界の一般的な傾向もあるため、高設定が入っている保証はどこにもない。
仮に1時間で1,000回転前後を打つとすると、「1,000円で約31回転」という換算基準からは、1時間でおよそ32,000円前後が投資額の目安になる計算だ。もちろん出玉があればその分は戻ってくるが、機械割97.8%(設定1)である以上、長時間打つほど理論上のマイナスは積み上がっていく仕組みだと理解しておきたい。
前作が存在しない邪神ちゃん、比較対象なき新規機種というリスク
本機は『邪神ちゃんドロップキック』初のパチスロ化であり、比較対象となる旧台が存在しない。地味に見えるが、これはかなり重いリスクだと思っている。
前作のあるシリーズなら、「このメーカーのこのシリーズは大体こういうクセがある」という経験則が働く。しかし本機にはそれが一切ない。導入前に競合の解析サイトを見ても事情は同じで、設定2〜6の詳細確率を「調査中」として空欄にしている解析記事も見られる。発売元に近い解析サイトですら、導入前は情報が完全ではないということだ。
DMMぱちタウンに掲載されているユーザーレビューは4件で、平均は4.13/5.0。中身を見ると「5ラインフル活用はめっちゃ好き」「神台の予感」という好意的な声がある一方、「コイン単価とAT難度への懸念」という否定的な声も存在する。評価がまだ固まっていない、というのが正確なところだ。
設定変更のタイミングや、据え置きが続きやすい時間帯、ヤメ時の目安になるゲーム数の感覚。こうした「勘どころ」は、前作があるシリーズなら過去のデータからある程度読める。今回はその読み筋が一切通用しない。噂ベースの立ち回りしかできない期間が、少なくとも導入直後の数日は続くと考えておいた方がいい。
前作のデータで予測が効かない機種は、自分の目で確かめるまでが「未知の沼」になりやすい。これは自分自身、新台のたびに繰り返してきた失敗でもある。
「初物だから逆に設定が使われやすいはず」といった噂も導入前にはよく出回る。だが、それも結局は憶測の域を出ない。前作という比較軸がない以上、噂の真偽を検証する材料自体が存在しないのが本機の状況だ。噂に振り回されるくらいなら、まずは自分の中で「いくらまでなら試すか」という上限を先に決めておいたほうが安全だと思う。
コンプリート機能19,000枚の裏側、「勝ちすぎ防止」は「負けすぎ無制限」の裏返し
本機には「コンプリート機能」が搭載されている。差枚がもっともマイナスになった地点を基点として、1日で19,000枚を獲得すると打ち止め状態になる仕組みだ。事前に報知があり、設定変更で解除される。
19,000枚は、等価(1枚20円)で計算すると約38万円になる。つまり「勝てる金額には数値としての上限がある」ということだ。(2026年9月27日訂正: 以前はコイン単価約3.4円を掛けて「約64,600円相当」と誤って書いていた)
一方で、負ける側には同じような上限装置は存在しない。1日でどれだけマイナスになっても、それを止める機能はない。「勝ちすぎ防止機能があるから安心」という受け取り方をされがちだが、実際は「勝ちには天井があるが、負けには天井がない」という非対称な構造になっている。ここは冷静に見ておいたほうがいい部分だと自分は思う。
コンプリート機能は本来、遊技者の過度な出玉を抑える目的で設けられている機能だ。ただし「上限がある」という安心材料ばかりが目に入り、「下限がない」という部分は見落とされやすい。数字として提示されているのは常に勝ちの上限側だけで、負けの下限側は自己管理に委ねられている。この非対称さを意識しておくだけでも、投資額の見切りは変わってくるはずだ。
たとえるなら、勝てる金額にだけ天井が決まっていて、負ける金額には床が用意されていないテーブルに座るようなものだ。19,000枚という具体的な数字が示されている分、逆に「どこまで負けても止まらないか」が見えにくくなっている点には注意したい。
原作のグロ・過激描写と口コミの分かれ方、ファンでなくても数字で判断すべき理由
『邪神ちゃんドロップキック』は2012年に連載が始まったWebコミック「COMICメテオ」が原作だ。基本的にオチのない日常系ギャグ漫画だが、グロ・過激描写が強く、好みが分かれる作風でもある。熱狂的なファンは「邪教徒」と呼ばれている。
業界紙は本機について「コミカルできわどくもかわいらしい、限界ギリギリの攻めたストーリー」と紹介している。原作を知らずに絵柄の可愛さだけで打つと、世界観のギャップに戸惑う可能性がある。



自分は絵が可愛いってだけで昔から新台に吸い込まれてたクチ。でも可愛さと勝率は何の関係もないって、財布が空になってから気づいた。
なお検索結果には「ボーナスもATも重すぎて取っ付き難い」「すぐに撤去されそう」という否定的な声や、「実機を打ったが悪くない」「からくり2より新鮮」という肯定的な声も見られた。ただしどちらも発言者・投稿日・原文URLが特定できておらず、推測。SNS上の試打・先行体験の声として参考程度にとどめておきたい。
原作ファンだから、絵が好きだからという理由で意思決定するのではなく、機械割・確率という数字ベースで冷静に判断すべき機種だと自分は思う。
「邪教徒」と呼ばれるほど原作への愛が強いファン層がいるのは事実だが、その熱量と実戦での勝ちやすさは別物だ。好きな原作の新台だからこそ、通常より冷静さを失いやすいという自覚を持っておいたほうがいい。
原作を全く知らない状態で「絵が可愛いから」という理由だけで打席に着くと、グロテスクな演出に面食らって早々に離席したくなるかもしれない。逆に原作を熱心に追っているファンほど、思い入れの強さゆえに損切りのタイミングを逃しやすい。どちらの立場であっても、最終的な判断基準は好みではなく数字に置いておきたい。
【結論】先回りで見る「邪神ちゃんドロップキック」は勝てる機種か
ここまでの内容を整理する。
- 設定1のAT確率は計算上、約24,500円で平均1回到達
- 機械割97.8%(設定1)は、長期的には資金が減っていく構造
- 比較対象なき新規機種で、導入直後は評価が定まっていない
- コンプリート機能は勝ち側にしか上限がない非対称構造
設定が入っている保証がない台で、高設定を引く前提で打つのは、ギャンブルの中でもさらにギャンブル性の高い賭けになる。自分だったら、天井狙いの目安を満たす台以外は様子見に回すと思う。
もちろん「新台の空気を一番早く体感したい」という楽しみ方を否定するつもりはない。ただ、その楽しみに使える金額をあらかじめ決めておくかどうかで、後に残るものは大きく変わる。数字を知った上で打つのと、知らずに打つのとでは、同じ結果でも受け止め方がまるで違うはずだ。
導入後に判明した設定示唆と天井期待値は、下の追記セクションにまとめた(最終確認は2026年10月9日)。なお本記事で紹介した数値はすべて型式試験・メーカー発表に基づく事前情報であり、実際の稼働結果を保証するものではない。
邪神ちゃんのやめどき(やめ時)早見表
ここまでの数字を、席を立つ判断だけに絞って1枚にまとめます。
| 状況 | やめどきの判断 |
|---|---|
| ボーナス終了後 | 即ヤメ。ボーナス終了画面のPUSH示唆で天国モードが示されたときだけ99Gまで見る |
| AT終了後 | 引き戻しを確認してからヤメ |
| 天井799G+αの手前 | 残りG数と投資額を突き合わせる |
| ボーナスからAT非当選が続いているとき | スルー天井は10回。9回目以降は狙い目寄りになるが、そこまでの投資は自分持ち |
| ATに入らないままボーナスだけ続く | 設定1はボーナス1/253.1に対しAT1/758.2。入らないのが普通 |
| 当日の投資が上限に到達 | 台の状態に関係なくヤメ |
この台は「勝ちには天井があるが、負けには天井がない」構造です。天井の存在を安心材料にしないでください。
邪神ちゃんの天井期待値と狙い目|スルー天井10回・リセット時599G
天井は通常時799G+αです。加えてスルー天井があり、ボーナスからAT非当選が10回連続すると次回ボーナスでAT当選が濃厚になります。
狙い目として考えるなら、残りゲーム数が浅い台か、スルー回数が進んだ台のどちらかです。ただし設定1はボーナス1/253.1に対しAT1/758.2で、ボーナスを引いてもATに入らないのが標準。スルーが進んでいること自体は珍しくありません。
(2026年9月22日 追記)「邪神ちゃん 期待値」「スルー期待値」で調べている人向けに、解析サイトの試算を載せます。その打ち出しゲーム数から天井まで打ったときの、1回あたりの平均収支です。
| 打ち出しG数 | 通常(天井799G)等価 | 通常 5.6枚交換 | 設定変更後(天井599G)等価 |
|---|---|---|---|
| 0G | -856円 | -1,647円 | -806円 |
| 200G | -374円 | -1,166円 | 216円 |
| 300G | 42円 | -750円 | 1,099円 |
| 400G | 648円 | -144円 | 2,386円 |
| 450G | 1,048円 | 257円 | 3,235円 |
| 500G | 1,531円 | 739円 | 4,260円 |
| 600G | 2,817円 | 2,026円 | −(天井到達) |
| 出典: スロベース(設定1・ボーナス/AT後即ヤメ前提の試算) | |||
平均がプラスになり始めるのは、通常時で300G(等価)、設定変更後なら200Gから。1回あたり1,000円以上になるのは通常時450G・設定変更後300Gからです。
ここで見落とされがちなのが天井到達率です。450Gから打っても、天井まで行くのは26.9%だけで、それまでに平均6,341円を入れます(スロベース試算)。平均がプラスでも、1回ずつの結果は大きくブレるという意味です。
設定変更(リセット)時は、天井が599G+αに短くなるほか、ラインポイントの周期天井が1ラインだけ1周期になり、内部モードも通常C以上か天国が濃厚になります。電源を落として入れ直しただけ(据え置き)の場合は、天井もモードも前日から引き継ぎます。
スルー天井のほうは、ボーナスからAT非当選が10回続くと次回ボーナスでAT当選が濃厚です。6スルー目以降は怒りポイントの獲得も濃厚になり、MAXまで溜まるとボーナスがエピソードボーナスに書き換わります。ただ、そこまでのボーナス10回ぶんの投資は、打ち手が負担するという点は変わりません。
ここまでが天井まわりの数字です。
この台の構造は「勝ちには天井があるが、負けには天井がない」ものです。天井の存在を安心材料にしないでください。
まとめ
邪神ちゃんドロップキックは2026年8月3日導入。機械割は設定1の97.8%から設定6の114.1%まで幅があり、確率だけを見ればどの設定域も軽くない。AT到達は設定1平均で計算上約24,500円相当、外れれば5万円近く溶ける想定もある。前作なき新規機種のため導入直後は判断材料が薄く、コンプリート機能は勝ちにのみ上限がある非対称な構造だ。原作の好みではなく、数字で判断すべき機種だと自分は考えている。
気になる新台があるからといって、資金力に自信がないなら様子見も立派な選択だ。もし「新台のたびにこの葛藤を繰り返している」と感じるなら、一度やめ方を考えてみるのも手だと思う。
同じフォーマットで書いた新台記事はこちら。
新台の情報を追いかける前に、やめ方そのものを考えたい人は次の記事へ。
他の「勝てない機種」記事もあわせてチェックしておきたい。



新台情報を追いかけるたびに一喜一憂してたけど、結局「まだ見ぬ新台」に一番お金を溶かしてたのは過去の自分だった。
打つ日の持ち物と、負けた日の出口
天井狙いや設定判別で長く座る日は、スマホで期待値表を見ながら、財布・スマホ・バッテリーを手元に置いて打つことになります。両手が空くショルダーバッグにまとめておくと、席を立つたびに荷物を抱える手間がなくなります。
負けが込んで、返済や生活費が回らなくなっているなら、台の選び方より先にお金の側を止めるほうが先です。


